ヒイラギの実をひとつ

読書家にはほど遠い怠け者による、編まれた紙片の備忘録。どなたかのお役に立てれば、もっけの幸い。

グレタ・ガーウィグ監督「レディ・バード」評

グレタ・ガーウィグ監督「レディ・バード」評

 

つづきまして、グレタ・ガーウィグ監督「レディ・バード」。

二番館で観てきました。
【以下、またしてもネタバレかもしれません。】

続きを読む

ルカ・グァダニーノ監督「君の名前で僕を呼んで」評

ルカ・グァダニーノ監督「君の名前で僕を呼んで」評

 

ルカ・グァダニーノ監督「君の名前で僕を呼んで」を観ました。忘れないうちに備忘として書き留めておきます。

【ネタバレになっちゃうかもしれません。】

続きを読む

Queen "We Are The Champions" 試訳

Queen "We Are The Champions" 試訳

 

これまで延々と義務を果たしてきた。

くだされた罰は粛々と受けてきた、

何らの罪を背負っていなくとも。

ほんの小さな過ちを犯しただけで、

地面に叩きつけられ、蹴り上げられ、

顔は砂にまみれた。

それでも私は、ここまで歩みつづけてきたのだ。

 

友らよ、我らこそ勝者だ。

最後までともに戦い抜こう。

我らこそ勝者だ、我らこそ。

負け犬にかかずらうことなく進まなくては、

我らこそこの世の勝者なのだから。

 

たしかに喝采とアンコールを受けてきた。

友らはこの私に、名声と幸運を、

そして前進するためのすべてを与え、ついてきてくれた。

感謝の言葉もない。

しかしこれまで、私の寝床は花々に彩られたこともなく、

豪華客船で周遊することもなかった。

そしていま、全人類に対する試練が立ちはだかっている。

だからこそ、私はけっして屈しない。

 

友らよ、我らこそ勝者だ。

最後までともに戦い抜こう。

我らこそ勝者だ、我らこそ。

負け犬にかかずらうことなく進まなくては、

我らこそこの世の勝者なのだから。

 

Queen "We Are the Champions" 筆写訳出

参照:ブログ  ねこあるき「勝手に和訳 むしろ意訳」

"We Are The Champions" - Queen 和訳

nekoarukiwayaku.blogspot.com

架空のムック企画 特集: 職業ライター、あるいは現代の詩人

実際には存在しない架空の雑誌・ムックをでっちあげ、気まぐれな特集を企画しては、執筆者を勝手に決め込んでいくという、オールスター型ドリームプラン。

「こういう切り口も必要じゃないか」「この著者を入れないなんてモグリだ」などありましたら、コメントいただけると幸いです、というか楽しそうです。

※空想の企画ですので、書き手の方にはすでに引退された方やご逝去された方も含まれるかもしれません。

 

ことばの業界誌

「紙片の海 2016年6月号」

 

特集

職業ライター、あるいは現代の詩人

続きを読む

ふり返れば積読本---こだわり書店の本当のライバル

先日書いたような、意欲的な

インディペンデント系書店が大好きだ。

たまたま近くに行く用事があれば

持ち時間がなくても入りたくなるし、

一度足を踏み入れれば1間以上は長居してしまう。

新店舗を見つければ、

好みを共有する友人・知人に報せたくなる。

 

しかし、どういう人が客として

足を運んでいるのだろうと考えると、ふと分からなくなる。

続きを読む

本に浸りつつある街―――神楽坂

大人の花街、神楽坂が、読書人にとっても熱いエリアになっているとは。版元の新潮社もあることだし、本との相性のいい街なのだろうか。

個性派・実力派のインディペンデント系書店が2店舗もあり、さらに最近、大量の本をディスプレイしたバーがオープンしたとか。

続きを読む

表象としての矢川澄子―――鼎談「生涯をかけて開かせた、傷の花」

 読んだことのある矢川澄子の著書は『「父の娘」たち』のみで、小説や詩の作品は未読。自意識の強い書き手なのではないかという思い込みがあって、なかなか食指が動かなかった。

続きを読む