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ヒイラギの実をひとつ

読書家にはほど遠い怠け者による、編まれた紙片の備忘録。どなたかのお役に立てれば、もっけの幸い。

架空のムック企画 特集: 職業ライター、あるいは現代の詩人

実際には存在しない架空の雑誌・ムックをでっちあげ、気まぐれな特集を企画しては、執筆者を勝手に決め込んでいくという、オールスター型ドリームプラン。

「こういう切り口も必要じゃないか」「この著者を入れないなんてモグリだ」などありましたら、コメントいただけると幸いです、というか楽しそうです。

※空想の企画ですので、書き手の方にはすでに引退された方やご逝去された方も含まれるかもしれません。

 

ことばの業界誌

「紙片の海 2016年6月号」

 

特集

職業ライター、あるいは現代の詩人

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ふり返れば積読本---こだわり書店の本当のライバル

先日書いたような、意欲的な

インディペンデント系書店が大好きだ。

たまたま近くに行く用事があれば

持ち時間がなくても入りたくなるし、

一度足を踏み入れれば1間以上は長居してしまう。

新店舗を見つければ、

好みを共有する友人・知人に報せたくなる。

 

しかし、どういう人が客として

足を運んでいるのだろうと考えると、ふと分からなくなる。

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本に浸りつつある街―――神楽坂

大人の花街、神楽坂が、読書人にとっても熱いエリアになっているとは。版元の新潮社もあることだし、本との相性のいい街なのだろうか。

個性派・実力派のインディペンデント系書店が2店舗もあり、さらに最近、大量の本をディスプレイしたバーがオープンしたとか。

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表象としての矢川澄子―――鼎談「生涯をかけて開かせた、傷の花」

 読んだことのある矢川澄子の著書は『「父の娘」たち』のみで、小説や詩の作品は未読。自意識の強い書き手なのではないかという思い込みがあって、なかなか食指が動かなかった。

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父から逃れられない女たち ―――矢川澄子『「父の娘」たち』

『「父の娘」たち』 平凡社ライブラリー579 2006年

 

 はじめて読んだ矢川澄子氏の著書。タイトルに惹かれつつも、サラッと読み流すつもりだった。……が、小休止を挟んだり、書き込んだりで、ずいぶん時間がかかってしまった。

 森茉莉アナイス・ニンというふたりの「少女」を通して、矢川澄子氏の少女論が展開される一書。物腰やわらかで流れるような語り口にもかかわらず、想像より中身はハードだった。

 

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