ヒイラギの実をひとつ

読書家にはほど遠い怠け者による、編まれた紙片の備忘録。どなたかのお役に立てれば、もっけの幸い。

架空のムック企画 特集: 職業ライター、あるいは現代の詩人

実際には存在しない架空の雑誌・ムックをでっちあげ、気まぐれな特集を企画しては、執筆者を勝手に決め込んでいくという、オールスター型ドリームプラン。 「こういう切り口も必要じゃないか」「この著者を入れないなんてモグリだ」などありましたら、コメン…

ふり返れば積読本---こだわり書店の本当のライバル

先日書いたような、意欲的な インディペンデント系書店が大好きだ。 たまたま近くに行く用事があれば 持ち時間がなくても入りたくなるし、 一度足を踏み入れれば1時間以上は長居してしまう。 新店舗を見つければ、 好みを共有する友人・知人に報せたくなる。…

本に浸りつつある街―――神楽坂

大人の花街、神楽坂が、読書人にとっても熱いエリアになっているとは。版元の新潮社もあることだし、本との相性のいい街なのだろうか。 個性派・実力派のインディペンデント系書店が2店舗もあり、さらに最近、大量の本をディスプレイしたバーがオープンした…

表象としての矢川澄子―――鼎談「生涯をかけて開かせた、傷の花」

読んだことのある矢川澄子の著書は『「父の娘」たち』のみで、小説や詩の作品は未読。自意識の強い書き手なのではないかという思い込みがあって、なかなか食指が動かなかった。

父から逃れられない女たち ―――矢川澄子『「父の娘」たち』

『「父の娘」たち』 平凡社ライブラリー579 2006年 はじめて読んだ矢川澄子氏の著書。タイトルに惹かれつつも、サラッと読み流すつもりだった。……が、小休止を挟んだり、書き込んだりで、ずいぶん時間がかかってしまった。 森茉莉、アナイス・ニンというふた…