ヒイラギの実をひとつ

読書家にはほど遠い怠け者による、編まれた紙片の備忘録。どなたかのお役に立てれば、もっけの幸い。

本に浸りつつある街―――神楽坂

大人の花街、神楽坂が、読書人にとっても熱いエリアになっているとは。版元の新潮社もあることだし、本との相性のいい街なのだろうか。

個性派・実力派のインディペンデント系書店が2店舗もあり、さらに最近、大量の本をディスプレイしたバーがオープンしたとか。

 かもめブックス

kamomebooks.jp

こちらには何度か訪れたことがある。

白を基調にした瀟洒な店内だが、若い人にだけターゲットをしぼった選書ではない。古い本から新しい本まで、渋い本から軽めの本まで、目利きが厳選したことがよく分かる、手堅いがワクワクするようなディスプレイであった印象だ。

神楽坂というエリアにしては広めの店内で、喫茶スペースもある。なかなか店を出るのが惜しくて、予定があるのについつい長居をしてしまった。

 

神楽坂モノガタリ

www.honnonihohi.jp

こちらは未踏。昨年の9月にオープンしたよう。店主は、元大手書店の名物書店員。

店主自らが書いた、店舗オープンまでの道筋の記録には、選書の手の内が明かされている。ジャンルやテーマを決め込まず、魅力的だと思う本を片っ端からリストアップしていくというもの。一冊一冊の本自体が持つ力を見せたいからなのだそうだ。

これは店を訪れた読者にとっては、次に何を読もうか漠然と悩んだときに、読み巧者の友人にフランクに訊くときの感覚に似てくるのかもしれない。うう、行ってみたい…。

こちらもカフェスペース併設とのこと。

 

BOOK & BAR 余白

twitter.com

ブックカフェは最近はやっているようだが、ブックバルは耳慣れない。今月できたばかりのホヤホヤの新店舗。店内には1200冊の本がディスプレイされ、お茶やお酒を楽しめるという。ランチ営業もしているというから驚き。

店主は知的で情熱的なファンの多い出版社の元営業部長とのこと。HPもまだ開設されていないようだが、茶目っ気があり物腰柔らかな文体のツイートを読むにつけ、バーという高めの敷居も一足飛びでくぐってみたくなる。

どんな本が並んでいるのだろう、どんな本の話が飛び交うのだろう。訪れたくてウズウズしてしまう。